2009年度入社花井 純大朗Juntaro Hanai秘密のケンミンSHOW ディレクター

Q. この仕事を志望した理由は?

A.何故かは今もよく分かっていないのですが、小学校2年生の時に観たテレビ番組で畳をかきむしるほど興奮して、「大人ってすごくかっこいい!早く大人になりたい!」と思いました。
なので、「テレビに出る人を目指せば僕もカッコいい大人になれるんだ」という勘違いをしたのですが、高校生になって、「どうやらそのカッコいい大人たちを、見えない所で操っている(演出している)別の大人たちがいる」という事が分かり、テレビ番組制作が出来る大人を目指しました。

Q. 現在の主な仕事内容は?

A.主に以下のような流れになります。
①企画会議で決まったネタをリサーチ
②リサーチ内容をもとにロケ構成を作成
③日本全国へロケに赴いてお店や家庭などで取材やインタビュー撮影
④編集してコーナーVTRを作る

Q. テレビ制作の魅力とは?

A.「面白い」という事に、最後まで正解が全く見つからないところだと思います。

Q. ディレクターになってADと変わった事は?

A.何するにせよ、「考える」という事が死ぬ程増えました。
企画前に「何をしたら面白いのか」をひたすら考えて、
取材前に「どうしたら面白く撮れるか」ひたすら考えて、
取材中に「どうすれば面白い事を引き出せるか」ひたすら考えて、
取材後に「どうやれば面白く見せられるか」をひたすら考えるという責任がADの時には無かったので、能動的に動くようになったと思います。

Q. ディレクターになるために大切な事は?

A.抽象的かもしれませんが、難しい事はわかりやすく、わかりやすい事は面白く、面白い事は深く考える作業を、日常の中で黙々と繰り返しやってみる事だと思います。

Q. 最近仕事で嬉しかった事は?

A.自分のVTRでスタジオ全体が笑っているのを目にした時。

Q. この仕事のやりがいは?

A.直接的にも間接的にも、自分の仕事に対して世の中から評価が得られる事だと思います。

Q. 休日の過ごし方は?

A.プロ野球を観に行きます。
平日の休みもあったりするので、観客も少なく、わりといい席で観れたりもします。
なので、オフシーズンの冬時期は休日になる度にモヤモヤしています。

Q. この業界を目指す後輩へアドバイスをお願いします

A.この業界に限る事ではないかもしれませんが、まずは何でも選り好みせずに咀嚼(経験)してみる事だと思います。
口に放り込む事で、「うまい(面白い)」「まずい(つまらない)」が判断出来る力をつけられると思うし、 学生時代なら特にその時間がたっぷりあるし、その学生時代の経験から得た判断力は、この仕事をしているととんでもないところで 財産(情報)となる事が多いと思います。
あと、個人的に「若さは力」だと思っているので、経験から得た判断力をしっかり持った若者は無敵なんじゃないでしょうか。